測量の座標値を管理する目的で、日本測量機器工業会が策定しているフォーマットです。
日本の測量機器や、基準などを決める団体になります。
simデータは、テキストファイルです。
ですから、エディタというソフトで中身も見ることができますし、もちろん編集もできます。
拡張子は.sim になります。
ちょっと内容を確認してみましょう。
Z00, /* 座標データ */,
Z01,1,
A00,
A01, 1,T.1 , 1078.144, 1000.739, 268.971,
A01, 15,T.1A , 1025.529, 999.253, 270.907,
A01, 29,NO.0 , 950.586, 1001.062,,
A01, 30,IP.1 , 973.749, 1000.225, 272.716,
A01, 31,IP.2 , 1052.800, 1004.700,,
A01, 32,IP.3 , 1127.500, 987.700,,
A01, 33,EP , 1194.300, 1057.600,,
こんなイメージで、テキストファイルがカンマ区切りで出力されます。
A01が点属性を表しています。
その次に点番号、測点名、、、と続きます。
この順番を決めているだけのファイルと考えて良いですね。
エクセルなどで作成して、CSV出力しても作成できます。
多くのCADで利用可能です。
ただ日本だけのフォーマットですので海外のCADだと対応していないこともあります。
simデータが便利なのは、トランシットなどに座標値データを転送する際に、手入力しなくていいので、早いし、正確だということです。
測量現場では、必要な座標がなくて、会社に連絡て、座標値を送ってもらうこともよくあります。
電話だと入力間違いも多いです。
そんな時は、測量くんをご利用ください。
プロット図の中のポイントをタッチすると、座標値の確認もできます。
後方交会法は,3つ以上の座標が既知の点を用い,自分自身の座標を求める手法です。
現場で自由にトータルステーションを設置して、既知の2点を計測すれば、現在のトータルステーションの座標値が取得できます。
ただ、利用した既知点が、信頼できるのか?
心配ですよね。
そこで、測量くんでは、既知点がどの程度の精度を持っているかも確認できます。
現場で必須の機能ですね。
注意! 現在iPhoneX XR XSの機種でエラーが発生しております。iPhoneXのCPU、GPUの関係です。
その他の機種、iPhone8~ iPhone11,12では問題なく動作します。