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WEB制作-企画書の書き方

企画、提案書の作成方法をまとめます。

1-ゴール、目的を決める

WEBサイトを作成するのが目的になっていることがあります。
作るのが難しいから、とりあえず作ればいい。
またランサーズなどで仕事を依頼する場合、とにかく安いからランサーズを利用する人も多いと思います。
そういう選択肢もあります。
ものができればいいと。
しかし、できたものは違うと、言われることが多いです。
それは、クライアントは、自分がどんなものがほしいのか、最終製品を見るまで理解できていないからです。
それで、サイトを作成する際に、ゴール、目的を決めておくのは、とても大切です。

そのために大切なのがヒアリングです。

1-1.ヒアリングとは

まず、なぜサイトを作りたいのか、または修正したいのか?
尋ねるのは大切です。
いまのサイトに満足できない理由はなにか?

それを解決できないと、今回リニューアルや新規サイトの依頼を受けても、満足してもらえないでしょう。

それには、技術的な面も関係するかもしれません。


病院であれば、サイトから診察の予約ができないといけない。
ということもあるかもしれません。


デザインだけなのか、バックエンドの技術も関係してくるのか?
プロジェクトの規模は?

これによっては、仕事を受けないという選択肢もあります。
ペンシルという会社は、初めての入札で、明太子のネット販売のプレゼンをしました。
そこで、数社が、オンライン決済を使ったサイトのプレゼンをしました。
でもペンシルという会社は、違っていました。

明太子のオンラインショッピングサイトは作るな!

という提案をしたのです。

明太子を購入したい客層は、40歳以上だ。
その世代は、ITスキルが低く、オンライで購入できない。

というのが理由でした。


いまから20年近く前なので、今のようにAmazonが一般に利用されることもありませんでした。
結果、ペンシルは最優秀賞に選ばれたのですが、オンライン決済サイトは作るな!
といってしまった手前、当然仕事はなくなってしまいました。

でも、ペンシルは信頼を得たのです。

クライアントの社長は思いました。
ああ、自分たちに一番いい提案をしてくれたなと。
大金はたいてオンライン決済サイト作って、客が来ないところだったと、、、

それで社長は、ショッピングサイトではないけど、ペンシルに別の仕事を発注しました。


それは、信頼を得たからです。


ですから、自分たちが、この仕事を受注して、いかに利益を上げるか?
ということにどうしても、注意が向きがちですが、信頼を得ることのほうが大切なことがわかります。


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